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2023年07月04日
アメリカ・カナダ東部旅行 その10 10日目
この日、スペシャルな友達と会うことになっていました。
元々彼のことを知ったのは、その翌日に会うケベックシティの観光ガイドさんが主宰するYoutube番組において、日本からケベックシティに移住した大道芸人(と言うべきでしょうか)さんが出演する巻を観ていました。
その彼は、今年2月に日本でパフォーマンスする機会があるので、観に行きまして、初めてお会いしました。
そしてニューヨークからモントリオールへ出発するときに彼からメッセージが来たのでやりとりしているうちに、ちょうどこの日がお互いに都合が良いことがわかり、それならお出かけしよう、ということになりました。
車はケベックシティ郊外のポン・ルージュ(直訳すると「赤い橋」です)で、まずは腹ごしらえで、フードコートで食べたのり巻きです。
そこからセントローレンス川の支流に車を止め、森を散策です。
(日本からの)観光客が入らなさそうな場所です。
ここでゆんたく(おしゃべり)タイムです。
彼は子供のころにジャグリングの楽しさにほれ込み、それが盛んな大学と言うことで調べたら、何と東京大学だった、ということでそこへ進学し、そのような芸で生計を立てていきたいと思い、ケベック州にあるサーカス学校の門を叩きました。
そこから、あの「シルク・ド・ソレイユ」のメンバーにもなったことがあるそうです。
小生も、航空が好きでいたらエアラインの子会社に勤めることができた(安月給ですが)身なので、お互い「好き」を食っていく身として共感するものがありました。
現在はパフォーマーだけでなく、それのプロデューサー業、また一方でケベックシティ中心部にAirBnBを今年始めたので、ご興味のある方は泊まりに足を運んではいかがでしょうか。フランスの香りがするケベックシティです。
ケベック州はフランス語を公用語としており、60年代からの「静かなる革命」以後フランス語を話すことがケベコワ(ケベック人)のアイデンティティだと言わんばかりに機運が高まり、フランス語を使用することを旨とする法令が、この6月1日にも更に強化されている実態があります。
なので実例を挙げると、ケンタッキー・フライド・チキンは、日本でも、フランスでもロゴはKFCと表記されているのに、ケベック州では、
PFKと表記されているのです。
Poulaitは英語のチキンです。
プーレー・フリッ・(ド)・ケンタッキーでPFKなのです。
なので、モントリオールがカナダ最大の都市から脱落したのは、フランス語至上主義に嫌気がさして転出した、という側面もあるのです。
元々カナダは、フランス人が「新フランス」ということで入植がはじまり、その後英国も入植し、英仏戦争で仏側が負けフランスと文化的に切り離された、という歴史があります。なので言語的にもケベックのフランス語はオーセンティック(ケベックの母ちゃんの言葉より)、つまり進化がしていない言葉なのです。一方フランス語も、ヨーロッパ域内でも地域によって違いはあります。
小生はフランス語をケベックで習いましたが、少なくとも誤った選択だったとは思っていません。ステイ先のファミリーなど、いろいろな人に恵まれました。これからもフランス語を、少しずつでも習っていきたいです。
話は脱線しましたが、ケベックシティ郊外に、そのPFK、前述のティムホートンズ、そして、沖縄の人にはなじみのあるA&W3店舗並んでいる場所があり、PFKとA&Wでお買い物をしました。そしてありがたいことに、彼の奥さんとも会うことができました(彼女とも、前述の2月のパフォーマンス以来です)。
素晴らしい一日を過ごせました。ありがとうございました。
Posted by blau_oder_rot at 22:46│Comments(1)
│アメリカナダ2023
この記事へのコメント
お会いできてうれしかったです!
また次回川辺で青春トークしましょう!
また次回川辺で青春トークしましょう!
Posted by 山積隆之介 at 2023年07月05日 23:03
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